米女子プロゴルフツアーのブルーベイLPGA最終日は9日、中国・海南島のブルーベイGC(6712ヤード、パー72)で行われ、2位に2打差の首位でスタートした竹田麗央が17アンダーで優勝。8バーデイー、ノーボギーという完ぺきな内容で、2位のミンジ―・リー(豪州)に6打差をつける圧勝劇だった。
昨年11月に日本で開催された「TOTOジャパンクラシック」で米ツアー初優勝。今年のツアー出場権を獲得した。ツアーメンバーになりわずか5試合目にして、優勝賞金37万5000ドル(約5800万円)を獲得した。その直後には畑岡奈紗、山下美夢有、吉田優利、馬場咲希、勝みなみが次々に駆け寄り、シャンパンシャワーを浴びせた。
優勝した竹田は「こんなに早く優勝できるとは思わなかった。難しいホールである10番でバーディーが取れたので、もしかしたらと思った。明日日本に帰れるので、お寿司が食べたい。シマアジが好きです」と無邪気な笑顔を浮かべた。
昨年8勝して日本の年間女王を獲得した竹田。小林浩美、西郷真央に次ぐ日本人3人目の新人王に向かって、その実力をいかんなく発揮している。QTトップ合格の山下美夢有、今季好調の岩井明愛・千怜姉妹らとの新人王レースも今後注目を浴びることになりそう。
母に平瀬智子、おばに平瀬真由美という女子プロ一家の血筋を持つゴルフ界のサラブレッドは、米本土でも旋風を巻き起こす。